生産者が見えるパン

国産小麦の価値を高めるための取り組み

国産小麦生産の現状

パン用の国産小麦は種類が増え、人気も高まってきています。
しかしながら海外の小麦との競争で、価格面で差が大きいため、輸入小麦に関税をかけて、その関税を国産小麦農家さんの補助金に充て価格差を埋めています。
しかしながら、補助金を受けての生産には限界があり、生産者がまだまだ増えていていないのが現状です。(※補助金は一律支給で小麦を多く作っても補助金は増えない仕組み。)

国産小麦と海外小麦の違い

国産の小麦は海外の小麦と比べてグルテンが少なくパンとしての膨らむ力が弱いと言われていますが、
その代わり、海外の小麦にはないもっちりとした食感と、国産小麦特有の繊細な味わい深さがあります。
小麦は同じ品種でも生産する土地や、生産者が異なれば違う味わいをもつ小麦となります。
国産小麦は外国産と比べて生産者や生産地などを選べるのも利点の一つです。

地産地消

本来食べ物は地産地消と言って、その地にある食べ物を食べるのが健康や環境においても全てが適していると言われています。
パン用の国産小麦の自給率はわずか1%しかありません。お米が90%超えているのと比べて格段の差があります。
遠い場所から運ばれてくる小麦などは船で長時間かけて運ばれてくるため、温度・湿度の変化にさらされ、品質の微妙な変化などもあります。
国産の小麦は日本の風土から外に出ることなく、品質の変化などがなく、一番良い状態で手に入れることが可能です。

当社が少しでも貢献できること

大規模農業で作られる海外産の小麦と、小規模農業で作られる国産小麦では価格差が大きいのは当然です。
それではどうしたら解決できるのか。その答えの一つとして生産者のブランド化による国産小麦の高付加価値化。
小規模農業でしかできない様な手塩にかける生産で、より高品質で美味しい小麦。その美味しい小麦を生産費用に見合う価格で購入し、より高品質の小麦はよりプレミアムなパンに作り上げていく。
そうすることにより、高品質な小麦はより高く売れるという事を実証していきたいと考えています。

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